スケア生地とは?特徴や取り扱い方法

スケア生地

スケア生地とは?

スケア生地とは、縦糸と横糸が同じ本数で織られた平織りの薄手生地です。
パッチワークキルトでよく使用される、エイティスケアは1インチ四方の中に、縦横80本ずつの糸が打ち込まれていたことが由来となっています。
目が詰まっていない生地なので針通りが良く、手縫い、ミシンのどちらでも縫いやすいのが特徴です。

主にコットン素材で作られるため吸湿性、通気性があり、シャツ・ブラウスなどの薄手衣類にも向いています。
パッチワークキルト、小物づくり、インテリアファブリックなど幅広く使えます。

スケア生地のメリット

薄手で針通りが良く、手縫い、ミシンのどちらでも縫いやすいのでソーイング初心者の方も取り入れやすい生地です。
手縫いがしやすいことからパッチワークキルトや小物制作向けの柄も多くあり、デザイン・カラーバリエーションも豊富です。

スケア生地のデメリット

薄手生地なので耐久性は高くありません。
強く引っ張ると破れてしまう恐れがあるので注意が必要です。
シワになりやすいので、気になる場合はアイロン掛けの手間がかかります。

スケア生地の取り扱いとお手入れ方法

スケア生地は、天然素材の中でもお洗濯で特に縮みやすい部類に入ります。
お洗濯が必要なアイテムを制作する場合は、あらかじめ地直し(水通し)をしてから裁断することをおすすめします。
また縮むことを考え、余裕をもった用尺(必要な長さ)で生地を用意すると良いでしょう。
地直しについて詳しくはこちら

お洗濯の際は、色落ちや縮みを防ぐため水またぬるま湯(30℃以下)を使用し、洗濯洗剤を入れて洗濯機で洗います。(素材に合わせて洗剤を選んでください。)
シワが強くつかないよう脱水は短めがおすすめです。
濃色の場合は、他のものに色移りしないよう単独でのお洗濯が良いでしょう。
洗濯後は形を整えて陰干しすることで、縮みや型崩れを防ぐことができます。
乾燥機の使用は縮みの原因にもなるので、低温または避けたほうが良いでしょう。