デニム生地とは?特徴や取り扱い方法

ポリエステル生地

デニム生地とは?

デニム生地はヨコ糸を染色していない白糸、タテ糸をインディゴ染めの糸で織った綾織物です。
生地の表側にはタテ糸の藍色が多く表れ、裏側にはヨコ糸の白色が多く見えます。
しっかりとした厚みのあるものは一般的にジーンズに使われることの多い生地です。
その耐久性から昔は船乗りの制服や作業着として広く使われてきましたが、近年ではファッションアイテムとして様々なジャンルに取り入れられています。
また、ブリーチやダメージ加工の他、ストレッチ素材、カラーデニムなど、風合いや色味など様々なバリエーションがあります。

デニム生地のメリット

耐久性があるため、洗濯や着用を繰り返しても長持ちします。
汚れが付きにくく、水や汗に強いのも魅力です。
デニム生地は長く使用していくことで次第に色落ちしていき味が出てくるのも魅力で、年々風合いが増します。

デニム生地のデメリット

生地に重さがあるため、長時間の着用が負担に感じることがあります。
インディゴ染めは色落ちしやすい染料のため、洗濯や摩擦で色落ち・色移りが起こりやすい点に注意が必要です。
何度か洗濯すると安定してきますが、常にデニム生地単独での洗濯が良いでしょう。
洗濯で縮みが生じやすい生地です。

デニム生地の取り扱いとお手入れ方法

デニム生地は最初のお洗濯でかなり縮むため、裁断前に地直し(水通し)をするか、あらかじめ収縮を想定して制作することおすすめします。
また縮むことを考え、余裕をもった用尺(必要な長さ)で生地を用意すると良いでしょう。
地直しについて詳しくはこちら

デニム生地は大変色落ち、色移りしやすいため他の洗濯物と分け、単独で洗ってください。
洗濯の際は色落ちや摩擦を防ぐため裏返し、中性洗剤を使ってなるべく常温以下の水で手洗いするのが理想的です。
お湯を使用すると色落ちしやすくなるため避けましょう。

裏に返したまま、型崩れしないようシワを伸ばし形を整えてから陰干ししてください。
また縮み防止のため乾燥機の使用は避けたほうが良いでしょう。