パイル・タオル生地とは？特徴や取り扱い方法

パイル・タオル生地は、一般的に家庭で使われるパイル状のタオルによく使われている、繊維がループ状になった生地です。
パイルの長さや密度によって吸水性や風合いは多少異なりますが、ふわふわとした表面でソフトな肌触り、高い吸水性が大きな特徴です。
非常に吸水性が高いので、肌触りの良さと吸水性が求められるタオルやバスローブなどのアイテムに使用されます。

パイル・タオル生地の最大のメリットは、その優れた吸水性と速乾性にあります。
表面のパイルが水分を素早く吸収してくれます。
さらにふんわりとした肌触りや、適度な保温性もあり、心地良い使用感が期待できます。

吸水性が高い反面、汚れやすい生地です。
使用を重ねるとパイルが抜けたり毛羽立ちが発生し、徐々にゴワつきがでてきます。
長期間で使用することで汚れや糸くずがたまりやすく、定期的なお手入れが必要になります。
繊維が細かい分、生地が傷みやすいのも難点です。

衣類のファスナーや装飾部分に、タオル生地のパイルが引っ掛からないよう、他の洗濯物と分けて洗うのがおすすめです。
洗濯ネットに入れて中性洗剤で優しく手洗いするとパイルの抜けや、他の繊維、ごみの付着を防ぐことにつながります。
洗濯機で洗濯する場合は手洗い同様、洗濯ネットに入れ他の洗濯物と分けて洗い、パイルを潰さないよう多めの水を使い弱水流でまわします。
洗濯後は形を整えて陰干しすることで、品質を保ちより長く使用できます。
長期の使用でパイルが劣化した場合は、時期を見計らって買い替えるのもおすすめです。