リップル生地とは?特徴や取り扱い方法

リップル生地

リップル生地とは?

リップルとは「さざ波」の意味。
リップル生地は通常の平らな生地に、さざ波状のシワ、凹凸を作りだすリップル加工を施した生地です。
シワや単純な凹凸だけでなく、ドットなどデザイン性のある凹凸を表現することもできます。

生地表面に凹凸があることで肌に直接触れる面積が少なくなり、肌に張り付きにくく通気性が良いのが特徴です。
また薄手で軽く、吸湿性もあるので暑い季節でも着心地がよく、浴衣や甚平など夏の衣類に適しています。 
暑い時期のパジャマやルームウェア、子供服、布団カバーなど、幅広く利用されています。
お洗濯しても乾きやすいので、頻繁にお洗濯するアイテムにもおすすめです。

リップル生地のメリット

生地表面の凹凸により様々なメリットが得られます。
肌に張り付きにくく、通気性がよいため夏場でも涼しく感じることができます。
また汗を吸い取りやすく、濡れても乾きやすいので蒸れにくいのもメリットです。
シワが特徴の生地なのでアイロンがけの必要がなく、お手入れの手間が省けます。

リップル生地のデメリット

通気性が高い反面、保温性が低いため寒い季節には不向きです。
薄手で軽く柔らかい生地のため引っ掛かりに弱く、生地の裂け、破れが起こらないよう注意が必要です。
またリラックス感がある反面、フォーマルには向きません。

リップル生地の取り扱いとお手入れ方法

洗濯機でのお洗濯が可能です。
ただし生地が薄手で引っ掛かりに弱いことと、表面の色落ち防止のため裏返して洗濯ネットに入れ、中性洗剤で水洗いしてください。
脱水は弱めにし、乾燥機は避けて陰干しがおすすめです。
アイロンはせっかくのシワの風合い、凹凸感が損なわれるためおすすめしません。
アイロンをかけたい場合は、あて布をして、上から軽くあてるようにしてください。強く押したり、滑らさないように気を付けましょう。