グログラン生地とは？特徴や取り扱い方法

グログラン生地は硬く密に織られ、ヨコ方向の畝（うね）が特徴的な平織りの生地です。
主に、ポリエステル、ナイロン、コットン、シルク素材で作られています。
素材にかかわらず、凹凸による光の反射で美しい光沢感が得られます。
硬い風合いのハリ感が強い生地で、厚みもあり重厚な雰囲気があります。
密に織られた型崩れしにくい生地なので、フォーマルバッグ、レザーバッグやポーチなど皮革製品の裏地、インテリア雑貨など様々なアイテムに使用されています。

上品な光沢があるので、高級感のある仕上がりになります。
目が詰まっており、しっかりとしたハリ感があるので型崩れしにくいのが魅力です。
摩耗に強く、耐久性もあります。

通気性が低く、硬く伸縮性がないため、衣類の全面に使用すると蒸れや動きにくさを感じる場合があります。
重量感があるので、使用する量が多い場合は、重さを負担に感じる場合があります。

日頃のお手入れは、柔らかい布で汚れやほこりを拭き取ると良いでしょう。

お洗濯については、生地の素材や、使用するアイテムにより大きく異なります。
シルクやコットン生地の場合は縮みが発生し型崩れの原因になるため、水洗いは避けてください。
あらかじめ素材を確認しておき、クリーニング店などにご相談されることをおすすめします。

ポリエステルやナイロンなどの合成繊維で、グログラン生地単体の場合はご家庭での手洗いも可能です。
その際は中性洗剤を使用し、やさしく手洗いがおすすめです。
洗濯後は形を整えてから、風通しの良い日陰で平干しすると良いでしょう。
アイロンをかける場合はあて布をして、低温で行ってください。