合成レザー生地とは?特徴や取り扱い方法

合成レザー生地

合成レザー生地とは?

合成レザー生地(合皮生地)は本革を模して、ポリウレタンやポリ塩化ビニル(PVC)などの人工素材から作られた生地です。
表面に皮革風の紋様を施し、天然皮革に近い質感と風合いを再現しています。
カラー展開も幅広く、生地の厚さも様々で、滑らかな表革風やスエード調など、種類豊富に作られています。
衣類やバッグ、ポーチ、インテリア、衣装など幅広く使用されています。

合成レザー生地のメリット

合成レザー生地は、本革に比べ水に強く、本革のような手入れの必要がないので比較的取り扱いが簡単です。
また、本革に比べ軽量のものが多いので、重さの負担が軽減されます。
本革に比べ価格も安く、本革に比べると手に入れやすいでしょう。
サイズの制限もあまりないので、大きな作品制作や大量生産にも対応しやすいです。
デザインやカラーの幅が広いので、制作物や好みに合わせて自由に選びやすい点もあります。

合成レザー生地のデメリット

本革に比べ耐久性が低く、摩擦や経年劣化により表面が剥がれたり、ひび割れが入る場合があります。
通気性が悪いので蒸れやすく、暑い時期の衣類には不向きです。
類にまとわりついたり、埃がつきやすい点があります。
帯電防止の裏地をつけたり、状況に合わせて帯電防止スプレーなどを利用すると良いでしょう。(帯電防止スプレー使用の際は変色などに注意してください。)

合成レザー生地の取り扱いとお手入れ方法

素材や加工により、お手入れ方法はかなり異なります。
お洗濯が全くできないものから、水洗いのみ可能な場合や、ドライクリーニングのみ可能など、お洗濯方法も様々です。
アイロンについても生地により異なるため、取り扱い方法については購入時に確認しておくことが必要です。

日頃のお手入れは、基本乾いた布で拭くだけで良いでしょう。
スエード調の場合は、柔らかい洋服ブラシなどを使い、やさしくホコリなどを取ると良いでしょう。