ウール(羊毛)素材の手編み糸の特徴は?

ウール(羊毛)素材について

羊の毛を使用している天然繊維で、保温性があり、吸湿性・放湿性が高く蒸れにくいのが特徴です。
弾力性があるのでシワになりにくく、表面が天然の油分(ラノリン)で覆われているので汚れや臭いも付きにくいです。
同じウール素材でも、羊の種類や加工方法などにより肌触りや強度はかわります。

手編み糸に使用される代表的なウールには、メリノウール、ラムウール(ラムズウール)、シェットランドウールなどがあります。

メリノウール

メリノ種の羊から採れる、繊維が非常に細い高級天然繊維です。
柔らかでなめらかな肌触りが特徴です。

ラムウール(ラムズウール)

生後数ヶ月(5~7ヶ月頃の子羊から採れる希少なウールです。
通常のウールと比べ繊維が非常に細く、軽くて柔らかいのが特徴です。

シェットランドウール

スコットランドのシェットランド諸島に生息する羊(シェットランド・シープ)から採れるウール。
厳しい環境で育つため弾力性、耐久性のある毛質が特徴です。
毛質はやや硬めで、素朴な風合いがあります。
シェットランドウールの毛糸はハリ、コシがあり、編み目がはっきり出るため伝統的なフェアアイルニットなどで、よく使用されています。

ウール(羊毛)素材のメリット

ウールは繊維が縮れいるので空気を多く含み保温性が高いのでとても暖かい。
吸湿性・放湿性が高いので、汗をかいても蒸れにくく体温調整がしやすい。
繊維に弾力性があるので形が戻りやすくシワになりにくい。
表面が油分(ラノリン)で覆われているので、汚れや臭いが付着しにくい。

メリノウールのメリット

繊維が非常に細いのでチクチクしにくい。
肌刺激が少ないので、赤ちゃんや敏感肌の人も使いやすい。
上品なツヤがある。

ラムウール(ラムズウール)のメリット

繊維が細く、空気を含みやすいため、通常のウールと比べ軽くて暖かい。
柔らかさはメリノウールと比較してやや劣るが、肌触りがやさしく敏感肌でも比較的使いやすい。

シェットランドウールのメリット

天然繊維の中でも毛羽立ちにくく耐久性が高いので、長く使用できます。
細かな繊維が空気をたっぷり含むため保温性が高く、寒い時期のニットに適しています。

ウール(羊毛)素材のデメリット

繊維が太いものは肌の刺激になり、チクチクしやすい。
動物繊維のため虫害を受けやすく、防虫対策が必要。
水音、摩擦によりフェルト化しやすいため洗濯に注意が必要。
吸湿性が高いため、濡れると乾燥に時間がかかる。

メリノウールのデメリット

他のウールに比べ高価。
繊維が細く繊細なため、他のウールに比べ強度が低め。摩擦に弱く毛玉ができやすいので、着用後はブラシをかけるなど手入れに気を付ける必要がある。

ラムウール(ラムズウール)のデメリット

繊維が細いため表面の毛羽が立ちやすく、毛玉もできやすいでの定期的なブラッシングなど手入れが必要。

シェットランドウールのデメリット

繊維の太さによっては、チクチクとした刺激を感じるため、肌に直接触れるアイテムへの使用には適さない。
希少性から通常のウールに比べ高価になりやすい。