帆布とは?特徴や取り扱い方法

帆布

帆布とは?

帆布とは、主に綿や麻を原料とした極厚の平織り生地で、もとは帆船の帆に使われていたことに由来し「帆布」と呼ばれています。
帆布は別名キャンバスとも呼ばれ、一般的には同じ種類に分類されますが、アパレル業界やテキスタイル業界では別物として扱われることも多いです。
キャンバスは油絵の画布として使用されていたことに由来し、デザイン性を重視した柄生地も多くあります。
いずれも厚手で丈夫ではありますが、帆布のほうが、より耐久性、防水性を追及したものが多く見受けられます。
キャンバス生地について詳しくはこちら

帆布は非常に厚く、強度が高いのが最大の特徴です。
摩擦や引裂きにも強く、目地がしっかりと詰まっているので水も通しにくく、ハリがあるのでバッグやワークエプロンなどに向いています。

帆布のメリット

帆布の最大のメリットは、頑丈で丈夫なことです。
傷みにくく長持ちするので、長年の使用による味わいも楽しめ、経年変化を感じられるのも魅力です。
更にナチュラルな風合いと無骨な佇まいも人気のポイントです。
また目が詰まり水分を通しにくい生地のため、多少の水分はしみ込みにくいのも特徴です。

帆布のデメリット

重さと、かさ高さがあり、目が詰まっているため通気性は良くありません。
そのため衣類には不向きです。

帆布の取り扱いとお手入れ方法

帆布は汚れが染み込んでしまうと落ちにくくなるため、汚れた場合は早めに拭き取ることが重要です。

洗濯する場合は洗濯機での丸洗いは避け、中性洗剤を使い、手洗いで押し洗いすることをおすすめします。
洗濯後は水気をとり、形を整えて陰干しが良いでしょう。
しっかりとお手入れすれば、経年変化を楽しみながら長くお使いいただけます。