フェルト生地とは？特徴や取り扱い方法

ウールやポリエステル繊維などを集めて圧縮し、シート状に成形された不織布です。
表面の毛羽立ちとふっくらした風合いが特徴で、様々な厚みや色で作られています。
約1mm程度の薄手フェルトは、マスコット制作やアップリケなどの手芸材料として人気があります。
フェルトは厚くなるほどクッション性も高くなり、質感もしっかりとして型崩れもしにくいので。
厚手フェルトはバッグや小物入れ、コースター、保護マットなど幅広く使用されています。

起毛しているので空気を含み、保温性があります。
保温性があり切り端がほつれないので、基本的に端の処理が不要です。
厚みがあるフェルトはクッション性もあります。

強い力で引っ張ると伸びて変形の原因になるので、薄手フェルトは特に注意が必要です。
摩擦を繰り返すと毛羽立ちや毛玉が発生したり、毛羽が抜けて生地が薄くなる場合があります。

ウォッシャブル（水洗い可）の記載があるものを除いて、ご家庭でのお洗濯は避けクリーニング店にご相談されることをおすすめします。
水洗いが可能なウォッシャブルタイプの場合も、お洗濯の摩擦で変形したり硬くなることがあるため、洗濯機の使用は避けてください。
ご家庭お洗濯する場合は、中性洗剤を使用し軽く押し洗いしてください。
タオルなどで水気を切り、形を整え陰干ししてください。乾燥機の使用は避けてください。
乾燥後は柔らかい洋服ブラシで表面をブラッシングすることで、毛羽が整います。