下着の買い替え時はいつ?下着の寿命サインについてご紹介
下着はいつまで使うべき?下着の買い替えの頻度は?
下着は、買い替えの時期について「いつがいいんだろう?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
「もったいない」「替えどきがわからない」など、下着の買い替えにおける疑問を抱える方は多くおられます。
実は気づかないうちに、下着の寿命を迎えたまま使用しているという方は、めずらしくありません。そのまま使用してしまうと、履いている本人にとってデメリットを感じてしまう状況に陥ります。
下着の買い替えサインを見逃さず、定期的に新しいものを購入して入れ替えることが大切です。
この記事では、下着を買い替えるサインを始め、古い下着を履くデメリットや不要になった下着の捨て方について解説します。
見逃さない!下着別の買い替えのサイン
下着には、それぞれ買い替える時期のサインがあります。 ただ「もったいないからギリギリまで履きたい」と、寿命を過ぎても使い続けている方も多いでしょう。 下着の本来の役割を引き出すためにも、買い替えのサインを見逃さないことが大切です。 以下では「ショーツ」「ブラジャー」「ガードル」「肌着インナー」の買い替えサインについて解説します。
―ショーツ編
ショーツは、約70~90回程度(約3ヶ月が目安)で買い替え時期がくると言われています。 想定しているよりも、早い段階での買い替えが必要だと感じる方もおられるかもしれません。毎日履いていない場合は、もう少し買い替えまでの期間が延びるでしょう。 「まだ使えるのでは?」と、買い替えるときの判断に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 ショーツには、買い替えたほうがよいサインがいくつかあります。以下では、買い替えるときの基準について見ていきましょう。
・ゴムが伸びてきた
ショーツの腰や足周りのゴムが伸びてきたときは、買い替えたほうがいいサインです。 履いているときにゆるいと感じやすいと、お尻周りを引き締める効果が落ちやすくなります。 ゴムが伸びてくるとショーツの見た目がよれてくるでしょう。見栄えが悪くなってきたときは買い替えるのが賢明です。
・生地が薄くなってきた
ショーツは履いていると摩擦で生地が薄くなっていき、よれや毛玉、ほつれなどの原因になります。 また、洗濯を重ねるごとに消耗していくため、同じショーツをローテーションしているときは、買い替えの時期が早くなるでしょう。 光にかざしたときに透けて見えるようなら、生地が薄くなっているサインです。 生地の色合いが薄くなっていると感じるときも、新しいショーツに買い替えたほうがよいでしょう。
・クロッチの汚れが取れづらい
クロッチとは、デリケートゾーンを守る部分の生地のことです。 何度も履いて洗濯していると、少しずつクロッチの部分が傷みやすくなってきます。 「洗濯機で洗ってもクロッチの汚れが落ち切らない」「手洗いで洗ったときにクロッチの汚れがなかなか落ちない」など、汚れの取りづらさを感じるときは、新しいものに替えましょう。 クロッチは、肌に直接触れる部分になるので、清潔さを保つことも大切です。
・レースの傷みやほつれがある
レースタイプのショーツの場合、レース部分の傷みやほつれが目立ってきたら買い替えのサインです。
生地の毛玉などが目立ってきたときも同じく、買い替えの時期に達していると考えられるため、気づいた時点で交換しておくのが無難でしょう。
―ブラジャー編
ブラジャーは、約100回程度で買い替え時期がくると言われています。 4枚をローテーションして着る場合、約1~1年半程度使えるでしょう。 洗濯の仕方や収納の仕方などによっても、買い替えの時期は変わってきます。 なかには捨て時がわからず「数年単位で使っている」という方もおられるでしょう。 ブラジャーの買い替え時期のサインには、どのような内容があるのでしょうか。以下で詳細を解説します。
・カップの形が変わった
「ブラジャーのカップがしぼんできた」「平べったくなってふくらみがない」ときは、買い替えのサインです。 カップの形が変わると、胸を支える力が弱まってしまいます。また、服を着たときに胸の形や見栄えが悪くなりやすいでしょう。 新品のときのブラカップは、ふくらみや立体感があるため「まだ使えそうだけど、カップの見た目が気になる」というときは、新しいものを購入するのがベストです。
・ワイヤーが変形している
ブラジャーは着る回数が多くなると、ワイヤーの形が歪みやすくなってきます。 「ワイヤーが肌を圧迫して痛い」「生地からワイヤーが飛び出してきた」など、違和感があるときは、新しいブラジャーに買い替えましょう。 基本的には、手洗いよりも、洗濯機で洗うほうがワイヤーの形が変わりやすいと言われています。 ワイヤーの変形は肌を傷つける可能性もあるので、早めに買い替えるのが賢明です。
・ブラの肩ひもが落ちてくる
ブラジャーの肩ひもを調整しているにもかかわらず、何度も落ちてきて改善しないときは、買い替えの時期です。 洗濯や着用を重ねるごとに、ブラジャーの肩ひもが伸びて細くなってきます。 ブラジャーの形が変わってブラの肩ひもが落ちやすくなるなど、全体的に限界がきていることを知らせるサインといえるでしょう。
・アンダーやサイドのゴムが伸びてきた
ブラジャーの買い替え時期が近づいてくると、胸元を支えるアンダーやサイドのゴムが緩くなってきます。
アンダーやサイドのゴムが伸びてくると、胸全体を支える力が弱まるので、本来の機能を引き出せない原因になるでしょう。
見た目を確認して「よれている」「生地が薄くなってきた」と感じるときは、なるべく早めに交換してください。
―ガードル編
ガードルは、約100回程度で買い替え時期がくると言われています。 毎日履いている場合、約3ヶ月程度を目安に買い替え時期がくるでしょう。 履く回数が少ない方なら、半年から1年以上もつ方もおられるかもしれません。 以下では、ガードルの具体的な買い替え時期の基準について解説します。
・補正力が弱まってきた
ガードルを履いていると適度な密着感があるものですが、補正力が弱まると「ゆるく感じる」「しめつけ感が減った気がする」と感じやすくなります。 腰やお尻周りを支える力が弱まってしまうため、本来の補正力を発揮できなくなるでしょう。 新しいガードルがあるときは、履き心地を比較してみて「古いガードルの補正力が弱まった」と感じるときは買い替えるのが無難です。
・型崩れしてきた
ガードルを正しく着用できているときは、生地がよれずに体にフィットします。
「生地によれが目立ってきた」「型崩れしている気がする」「生地が薄くなった」と感じる場合、買い替え時期のサインです。
ガードルは化学繊維が使用されることが多く、下着のなかでは寿命が短い傾向があるので、見た目の違和感がある場合、買い替えがおすすめです。
―肌着インナー編
肌着インナーは、1年程度を目安に買い替えるのが無難です。 ローテーションをしない場合、着る回数が多くなると、半年程度で買い替え時期を迎えることもあります。 買い替え時期を過ぎて着用していると、繊維が劣化してしまい、肌着の汗を吸収する力が弱まりやすいでしょう。 以下では、肌着インナーについて、具体的な買い替えのサインを解説します。
・色が変わってきた
「肌着が黄ばんできた」「白色ではなくなってきた」と見た目の変化を感じるときは、肌着の買い替え時期です。 洗濯を重ねるごとに、肌着に残った汚れや皮脂などが目立ってしまい、色が変わってしまうことがあります。 また長時間日光にさらされると、少しずつ色合いが変わってくることもあるでしょう。
・臭いが取れづらい
洗濯で洗いきれない皮脂などの汚れは、回数を重ねるごとに取れづらくなります。 肌着に臭いが移ってしまうので、洗っても臭いが落ちないときは、思い切って買い替えましょう。
・生地が破れてきた
肌着の繊維は洗濯するごとに伸びてしまうため、限界を迎えると生地が破れてしまいます。 生地が破れてきた段階だと、汗を吸収する力も弱まってしまうでしょう。 水分を吸収して体温調整を図るためにも、新しいインナーに買い替えることが大切です。
・毛玉ができてきた
何度も洗濯するうちに、生地の表面に毛玉やほつれが出てくることがあります。 とくに化学繊維でできたインナーは、洗濯を重ねるごとにほつれやすい点が特徴です。 ある程度の使用頻度を重ねている場合、思い切って新しいものに交換するとよいでしょう。
寿命切れした下着は、老化の原因!?古い下着を使い続けるデメリット
下着の寿命を迎えたにもかかわらず、使い続けてしまうのは賢明ではありません。 着用している本来の力を発揮できないだけなく、体に負担をかけてしまう原因になります。 古い下着を使い続けるデメリットを見ていきましょう。
―補正する力が弱くなる
下着は着用する場所に合わせて、体のラインをサポートする役割があります。 寿命を迎えた下着は、以下のように体の見た目の美しさを保てない原因になるのです。
・ショーツの場合:お尻周りが垂れて見えてしまう
・ブラジャーの場合:胸が垂れてしまい、見た目のバランスが悪くなりやすい
・ガードルの場合:下半身のお肉が引き締められなくなる
とくに、年齢とともに胸やお尻周りのたるみが気になる方は、定期的に下着を買い替えるのがおすすめです。 新しい下着を購入することで、下着本来の補正力を発揮しやすくなるでしょう。
―細菌が増えてしまう
古い下着を履き続けると、気づかないうちに雑菌が増えてしまうことがあります。 とくにショーツは、デリケートゾーンに触れるため、買い替え時期を過ぎて使っている状態はよくありません。 古い下着を洗濯して天日干しても、すべての雑菌が落ちないので、体に何かしらの影響が出てしまう可能性もあります。 ほかの洗濯物に雑菌が移ってしまうこともあるため、定期的に下着を入れ替えることが重要です。
―体に合わず負担がかかる
古い下着は、今の体のサイズ感にフィットしていない可能性があります。 たとえば、体重の変化があったときに、今までのバストサイズに合わなくなると、一回り大きいブラジャーが必要になるかもしれません。 無理に古い下着を履いたままでは、体に合わず圧迫してしまうこともあるでしょう。 体に負担をかけないためにも、体の変化を感じるときは、自分に合う下着のサイズを測り直して買い替えるのがおすすめです。
不要になった下着の捨て方は?
下着を買い替えるときは、同時に古い下着を捨てることになります。 不要になった下着はどのように捨てるとよいのでしょうか。以下では、方法の一例を解説します。
―外から見えないように包んで捨てる
下着を捨てるときは、ゴミ袋の外から見えないように、新聞紙や袋でくるんで捨てる方法がおすすめです。 透明の袋に入れてそのまま捨ててしまうと、ゴミを荒らされて下着を盗まれる可能性もゼロではありません。 サニタリー用の黒いビニール袋に入れて捨てるなど、外から見えないようにして捨てるのが無難です。
―細かく切ってから捨てる
下着を捨てるときは、原型をとどめない形にするために、ハサミで細かく切ってしまう方法もあります。 とくにショーツやブラジャーは、細かく切ることで下着を盗まれる心配がなくなるでしょう。
―金具部分・生地を分別して捨てる
ブラジャーのワイヤーやホック部分など、金具部分と生地を分別することが大切です。 ハサミでパーツごとに切り分けることで分別しやすくなります。 ただ、捨て方は地域によって変わるので、都道府県や地域の自治体などに確認しておきましょう。
―リサイクルのサービスを利用する
下着メーカーによっては、ブラジャーを回収してリサイクルするサービスを行っているケースもあります。 何か下着を買うことがあれば、同時にいらないブラジャーを回収してもらうというのもひとつの手です。 エコ活動に協力できるので、気になる方はぜひ利用してみてください。
―旅行先で捨てる
肌着やショーツに関しては、旅行先に着て行ってそのまま捨ててしまうという方も一定数います。 サニタリー袋にまとめて捨てることで、外から見られてしまう可能性を減らせるでしょう。