バストが大きいと垂れやすい?適切なブラジャーの使い分け/下着・ランジェリーの専門店 アンテシュクレ(intesucre)
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胸が大きいとバストが垂れやすいってほんと?

更新日:2023年3月14日 
公開日:2023年3月14日

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バストのボリューム感がある方は、どうしても「胸が垂れやすい」というお悩みを抱えがちです。 下着業界では、「バストが垂れる」という状態を「下垂(かすい)」と呼んでいます。 下垂が進むと、実年齢より上に見られたり、いわゆる「老けた」という印象につながりやすくなったりします。 いつまでも若々しく美しいボディラインをキープするためにも下垂を防ぎたいものですよね。 では、なぜバストは下垂するのでしょうか。今回は、その原因と予防策をご紹介いたします。 「バストの下垂が気になる」「下垂しないための予防策が知りたい」方は、ぜひ参考にしてくださいね。

美しいバスト位置の目安として下記が挙げられます。
・バストトップの位置が肩からウエストまでのちょうど半分辺りの高さになる位置にある
・左右のバストトップの間(乳間)の距離が、肩幅の1/2くらいになっている
・左右の鎖骨の間にあるくぼみから、左右のバストトップを結ぶと正三角形になる

この目安よりもバストトップの位置が下がっていたり外側になっていたりすると、下垂が進んでいる可能性があります。
気になっている方は鏡の前で一度セルフチェックすることをおすすめします。

バストが下垂する一番の原因は「バストの揺れ」です。
バストには常に重力がかかっており、走ったり寝転がったりと人間の体の動きにあわせて常に重力の影響を受けて、揺れたり下に引っ張られたりしています。
そうした日々の刺激によって、バストの内部にある、バスト全体を支えている「クーパー靭帯」が切れてしまったり伸びてしまったりすることが、バストの下垂につながります。
そのため、バストが下垂する直接的な原因は、バストの大小ではありません。
しかしバストが大きい方のほうが、自分に合うサイズのブラジャーをなかなか見つけられなかったり、重力がバストに人一倍かかっていることで、バストが揺れやすい状況が発生しやすく、結果的にバストの下垂が目立つ可能性はあります。

バストが揺れる原因は大きく2つあり、
・ブラジャーのサイズが合っていない
・バストを支えない状態(ノーブラ)で過ごす時間が長い
ということが挙げられます。

サイズが合わないブラジャーをつけると、着け心地がよくなかったり、シルエットが美しく見えなかったりするだけでなく、バストのボリュームを支えることができず、体の動きにあわせてバストが動いてしまうことがバストの揺れにつながります。
走った際にバストが大きく揺れている感覚がある場合は要注意です。
また、ブラジャーをつけない状態で長く過ごすと、常にバストは揺れる状態になります。
特に胸が大きい方は、重力の影響を受けやすいため、ノーブラで過ごす時間が長いとバストの下垂を助長することにつながるかもしれません。

「バストの揺れ」以外の下垂の原因として、ダイエットや妊娠によるバストサイズの変化も上げられます。
ダイエットや妊娠でバストサイズの変化が大きいと、変化のスピードにブラジャーがついていけず、合わない下着が揺れの原因につながったり、妊娠でボリュームアップした際にクーパー靭帯が伸びる要因になったりします。
クーパー靭帯は、一度伸びてしまうと元に戻ることはありません。そのため、人によってはこれらのバストサイズの変化で、胸が垂れる原因になることがあります。

自分に合ったブラジャーをつける

先述の通り、バストを支えているクーパー靭帯は一度伸びたり切れたりすると、元に戻ることはないといわれています。
そのため、一度下垂が進んでしまったバストが元の位置にもどることはありません。
下垂を防ぐためには、とにもかくにも、まずは自分自身に合ったブラジャーでバストを支えることが重要です。

自分にあったブラジャーをみつけるための第一歩は、サイズを測ることです。
100円ショップなどにあるやわらかいメジャーを使用し、ご自身で測ることも可能です。(商品はこちら
セルフ採寸が不安な方は、下着専門店などのプロのフィッターに採寸してもらうことをおすすめします。まずはサイズの目安を知ることが最初のステップです。

次に試着です。セルフ採寸でも、プロのフィッターによる採寸でも、採寸の数値はあくまで目安です。また、同じサイズ表記でも、ブラジャーの形によっては容量や着用感が変わってきます。
そのため、実際に試着をすることで、自分に合う形やサイズを見つけていく必要があります。
試着も、下着専門店などで気軽にすることができます。まずはそのようなショップで実際に試して合うものを見つけると安心かもしれません。
また、通信販売だと試着ができませんが、サイズ交換に応じてもらえるショップも多くあります。そういったサービスを利用すると、お買い物の失敗も防ぎやすくなります。
下垂を防ぐためには、まず体に合ったブラジャーでバストを揺れから守ることを意識してみてください。

また、ダイエットで体型が変わったときは、そのときのサイズに合わせてブラジャーを選び直す必要があります。
たとえば、痩せるつもりで先に小さめサイズのブラジャーを選ぶのはNG。反対に、痩せたあとに元の大きいサイズのブラジャーをつけるのもNGです。
体型が変わったときは、アンダーバストとトップバストを測り直して、体型に合うブラジャーを着用しましょう。

シーンに合わせて使い分ける

運動をするとき、寝るときなど、シーンによって体の動きは変わってきます。
それぞれのシーンにあわせて、適切なブラジャーを選ぶことも下垂を防ぐことにとって重要です。
特にスポーツのときなど、体を大きく動かすシーンでは、あらかじめスポーツ専用の下着でバストを支えてあげる必要があります。

また就寝時などのリラックスしたシーンでも、姿勢を変えたり寝返りをしたりする度にバストは動き、重力にさらされた状態になります。
眠りを妨げることなく、優しくバストを支える機能をもったナイトブラやノンワイヤーブラなどを使うことをおすすめします。

心身ともに健康な状態を維持する

美しさをキープしていくには、心身ともに健康であることはとても重要です。
生活習慣を整え、バランスのとれた食事や質の高い睡眠を意識することは、バストの下垂のみならず、美しいボディをキープしていくことにもつながります。
女性が美しさを保つ根本的な部分ではありますが、体に合うブラジャーを着用すると、ボディラインや姿勢がより美しく見えるだけでなく、ブラの締め付けや不快感が軽減したり、着けるデザインやカラーで気分があがったりと、心身ともによい状態につなげるパワーが下着にはあります。

バストの下垂の一番の原因はバストの「大きさ」ではなく「揺れ」です。 そして、一度下垂したバストは元の位置に戻ることはないため、早めの対策がとても重要です。 下垂が気になるという方は、ぜひご自身のブラジャーを見直す機会にしてくださいね。