腹帯を着用する際の注意点
デメリットはある?腹帯をする時の注意点
腹帯着用のデメリットはあるのでしょうか。厳密に言うと、デメリットではなく考えられる注意点が4つあります。
―着用する際は締め過ぎない
着用時はおなかを圧迫し過ぎないように注意が必要です。きつめに腹帯を締めてしまうと、おなかの血流が阻害されてしまう恐れがあります。
―運動する時や暑い時は外しても
軽い運動をしたり、夏などの暑い季節の時は、場合によっては腹帯を外しても良いでしょう。腹帯は常に必ず着用しなくてはいけないものではないからです。
―就寝時やリラックスしたい時は締め具合を調整して
就寝時やリラックスしたい時など、状況に合わせて腹帯のサイズを調整するようにしてください。その時々の状態に合わせて上手に活用しましょう。
―おなかの大きさに合わせたサイズ選び
妊娠中は時期によっておなかの大きさが変化します。妊娠周期に合わせて変化するおなかの大きさに合わせて、適切なサイズの腹帯を使用してください。
腹帯の役割
腹帯は妊婦さんや産後の女性の身体をいたわるサポートアイテムです。妊娠中や産後は腰痛や冷え性になりやすいと言われています。
腹帯は、こうした腰痛や冷え性の予防や改善に有効なのです。ここでは、腹帯の役割について、腰痛と冷え性の2つに着目して解説していきましょう。
―腹帯の役割(腰痛編)
妊娠中はおなかの赤ちゃんの重みのため、母体の骨盤に負担が掛かってしまい、その結果、姿勢が悪くなってしまう傾向があります。
大きくなるおなかを支えるために、上体が反りがちになり、腰への負担が大きくなって、腰痛が発生しやすくなるのです。
腹帯を着用することで、大きくなったおなかが下から支えられるので、上体が反り返った姿勢の矯正に繋がります。
姿勢の矯正により、腰への負担だけでなく、背中の緊張も緩和されて腰痛だけでなく、妊娠線の抑制にも効果があると言われているのです。
―腹帯の役割(冷え性編)
妊娠により、おなかが大きくなると皮膚が伸びて表面積が大きくなるだけでなく、毛穴も開き体温が放熱されやすい状態になります。
このため、体温維持に支障が生じて、身体が冷えやすくなってしまうのです。
体温維持がうまくいかずに、冷え性が常態化すると、血行不良や疲れなどにも繋がってしまう恐れがあります。
そこで、腹帯を着用することで、体温をしっかりと保温でき、冷え性の抑制が期待できるのです。