腹帯は必要?どんな効果があるのか?



腹帯の役割

腹帯は妊婦さんや産後の女性の身体をいたわるサポートアイテムです。妊娠中や産後は腰痛や冷え性になりやすいと言われています。
腹帯は、こうした腰痛や冷え性の予防や改善に有効なのです。ここでは、腹帯の役割について、腰痛と冷え性の2つに着目して解説していきましょう。
―腹帯の役割(腰痛編)
妊娠中はおなかの赤ちゃんの重みのため、母体の骨盤に負担が掛かってしまい、その結果、姿勢が悪くなってしまう傾向があります。
大きくなるおなかを支えるために、上体が反りがちになり、腰への負担が大きくなって、腰痛が発生しやすくなるのです。
腹帯を着用することで、大きくなったおなかが下から支えられるので、上体が反り返った姿勢の矯正に繋がります。
姿勢の矯正により、腰への負担だけでなく、背中の緊張も緩和されて腰痛だけでなく、妊娠線の抑制にも効果があると言われているのです。
―腹帯の役割(冷え性編)
妊娠により、おなかが大きくなると皮膚が伸びて表面積が大きくなるだけでなく、毛穴も開き体温が放熱されやすい状態になります。
このため、体温維持に支障が生じて、身体が冷えやすくなってしまうのです。
体温維持がうまくいかずに、冷え性が常態化すると、血行不良や疲れなどにも繋がってしまう恐れがあります。
そこで、腹帯を着用することで、体温をしっかりと保温でき、冷え性の抑制が期待できるのです。


腹帯を着用するメリットとは?

腹帯は、妊娠中や産後の女性、おなかの赤ちゃんを守る大切なサポートアイテムです。ここでは、腹帯の着用で生まれる4つのメリットを紹介します。
―腹帯のメリットその1「おなかの冷えを防止する」
腹帯のメリットの1つ目は「おなかの冷えを防止する」です。妊娠中や産後には、女性のホルモンバランスが崩れる場合があります。
ホルモンバランスの崩れによって、体温調整が上手く機能しなくなり、身体が冷えやすくなる傾向があるのです。身体が冷えると、おなかの赤ちゃんにも良くないのですが、腹帯を使って身体を温めることで、おなかの冷えを防止できます。
―腹帯のメリットその2「正しい姿勢をサポートする」
腹帯のメリットの2つ目は「正しい姿勢をサポートする」です。
おなかに赤ちゃんがいると、その重みで姿勢が不自然になる場合があります。不自然な姿勢の状態が長く続くと、産後の子育て中もそのような姿勢になってしまう傾向があり、身体に負担を掛けてしまうのです。そこで、腰帯を着用すると、おなかを固定してくれるので、正しい姿勢の状態をサポートしてくれます。
―腹帯のメリットその3「腰の負担を軽減する」
腹帯のメリットの3つ目は「腰の負担を軽減する」です。
妊娠中はおなかの重みを支えようとして、腰を反らしてしまったり、猫背になってしまったりする傾向があります。そうすると、今まで使っていなかった筋肉を無理に使うようになり、腰痛や背中を痛めることに繋がるのです。
腹帯を着用することで、大きなおなかを下から支えると同時に、腹圧も高まり、無理な筋肉を使わず腰の負担を軽減してくれます。
―腹帯のメリットその4「母体と赤ちゃんを衝撃から守る」
腹帯のメリットの4つ目は「母体と赤ちゃんを衝撃から守る」です。 妊娠中はおなかが大きくなることから、普段通りの動きが出来なかったり、鉄分不足で貧血気味になったりします。つまり、妊娠前のように身体を動かせない状態のため、何かに身体をぶつけてしまったり、ちょっとしたことで転倒してしまったりする恐れがあるのです。 腹帯を着用することで、もしもの時に、少しでも衝撃を和らげ、母体と赤ちゃんを守ることに繋がる可能性が考えられます。