腹帯は寝るときに必要? 腹帯の種類と選び方。
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腹帯は寝るときに必要? 腹帯の種類と選び方。

更新日:2023年04月03日 
公開日:2022年06月30日

  • 腹帯

必ずしもしなければいけないという決まりはありません。
お腹が大きくなると皮膚も薄くなり、表面積が増え冷えやすくなり、
またお腹が大きくなることでお腹を支える必要があるかもしれません。
腹帯を巻くことで冷えの防止やお腹が支えられ負担が軽減されて快眠につながることもあります。
しかし、きつく窮屈に感じてしまう方もいるので、その際は無理してまでつける必要はありません。
腹帯を寝るときにしない場合でも胎児の健康に何らかの害がでるというわけではありませんので、
寝るときに腹帯をするかどうかは、妊婦さん自身の体調や体質と相談して決めてください。

腹帯の「種類」・「サイズ」・「素材」には違いがあります。ここでは、それぞれの違いについて解説しましょう。

腹帯の種類は全部で5つある

腹帯の種類は全部で5つあります。それぞれの特徴を解説しますので、ご自分に合った腹帯を選択する際の参考にしてください。

腹巻タイプ

腹巻きタイプは筒状の形状で、下着の上から着用するのに便利です。おなかをやさしく包みこむため、ゆっくりとしたい時や就寝時にも着用できます。その反面、サポート力がやや弱いため、おなかが大きくなってからの使用では、他のサポート力が強いタイプと併用すると良いでしょう。
腹巻タイプの特徴は、以下の4つです。

1.位置ずれを修正しやすくトイレの際の脱着が不要

2.おなかまわりをしっかりと包むので冷え性にもよい

3.長時間の装着でも違和感や圧迫感を感じにくい

4.着用時期の目安は妊娠初期から後期まで

パンツタイプ

パンツタイプはショーツと一体型になっていて、服のシルエットがキレイに見えます。
一般的なショーツよりサポート力はありますが、場合によっては、よりサポート力の強いベルトタイプの併用を検討してください。
腹巻タイプの特徴は、以下の4つが挙げられます。

1.一体型なので着脱が楽でズレにくい

2.服の上からのシルエットをキレイに見せられる

3.通常のショーツよりサポート力が強い

4.着用時期の目安は妊娠中期頃から

サポートベルトタイプ

サポートベルトタイプは、お腹を下からしっかりと支えてくれる、やや大きめのベルト状の腹帯です。
サイズや見た目上、アウターに影響するタイプですが、着脱しやすいようにマジックテープやホックなどが採用されています。
サポートベルトタイプの特徴は、以下の4つです。

1.体型に合わせて締め具合の調整ができる

2.サポート力が強く仕事中や長時間の外出に向いている

3.マジックテープやホックなどの使用で着脱がしやすい

4.着用時期の目安は妊娠中期頃から後期

骨盤ベルトタイプ

骨盤ベルトタイプは、骨盤をサポートする役割を持っている細目のベルトタイプになっています。
他の腹帯とは異なり、おなかではなく骨盤に装着して使用しますが、これは骨盤のゆがみを矯正して、腰痛などの改善を促進するためです。おなかのサポート力は弱めのため、他のタイプの腹帯との併用も検討してください。
骨盤ベルトタイプの特徴は、以下の4つが挙げられます。

1.骨盤に装着する

2.骨盤のゆがみを防ぐ

3.骨盤のサポートで腰痛を改善

4.着用時期の目安は妊娠初期から産後まで

さらしタイプ

さらしタイプは、昔から使われている長い帯状の腹帯で、おなかの大きさやその時の状況などに合わせて、締め具合の調整が可能です。状況に応じてフレキシブルに使えますが、おなか周りに巻く際に、少し手間がかかる一面があります。
さらしタイプの特徴は、以下の4つです。

1.調整の自由度が高い

2.骨盤のゆがみを防ぐ

3.骨盤のサポートで腰痛を改善

4.着用時期の目安は妊娠初期から産後まで

腹帯のサイズ選びにはポイントがあります。サイズが合っていないと効果が半減してしまう恐れがあるので、サイズ選びは慎重にしましょう。腹帯は、妊娠前の身体的特徴を目安にしたサイズ展開になっています。つまり腹帯を選ぶ際には、妊娠前のサイズを選択すれば基本的に問題ありません。

腹帯の素材には、綿やポリエステル、アクリルやナイロンなどのさまざまな素材が使われています。 素材選びは、腹帯を使用する季節に合わせて選んでください。春から夏であれば通気性の高い薄手の綿やポリエステルが良いでしょう。 秋から冬であれば、保温性の高いアクリルやナイロンを使用したニット素材などが向いています。 季節に応じて、適した素材の腹帯をいくつかピックアップしておくと、適切で実用的な使い方ができるしょう。

ここでは、腹帯に関して、特に多く寄せられる質問に対してお答えしていきましょう。腰帯に関する疑問がある方は参考にしてください。

腹帯をしたほうがいい場合は?

妊娠中に、おなかに冷えを感じたり、おなかの重みが辛かったりした場合は、腹帯の使用を検討してください。
おなかの冷えや重みは、血行が阻害されるだけでなく、筋肉にも負担をかけてしまう恐れがあるからです。
そのため、腰痛や背中痛、恥骨痛などが発生してしまいます。こうした症状の予防や改善のために、腹帯の着用が有効なのです。腹帯を着用することで、冷えの防止と合わせて重たいおなかを支え、正しい姿勢を保てるようになります。

腹帯の着用は妊娠経過に影響する?

腹帯の着用が妊娠の経過に直接影響するようなことはありません。腹帯の役割と機能は、おなか周りの冷えを防止して、支えることだからです。腹帯の着用が妊娠の経過に何か影響を及ぼして、問題に繋がるような恐れはないと考えて良いでしょう。
腹帯でおなか周りの冷えを予防して、適切な体温維持ができれば、間接的ではありますが、おなかの張り予防に繋がる場合が考えられます。

腹帯が自分に合うかどうかの判断は?

腹帯を着用した際に、締め付けがきつかったり、肌にあとが付いたりしたら、合っていない可能性が考えられるでしょう。
立っている状態だけでなく、歩いたり、座ったりなどの日常的な動作の変化で、違和感やスレがないか注意してください。