ウール生地とは?特徴や取り扱い方法

ウール生地

ウール生地とは?

ウール生地は羊や山羊の毛を原料とする天然繊維の生地です。
保温性と通気性に優れているので、衣類に使用した場合は汗を吸収し放出してくれ、体温調節にも優れています。
柔らかく高級感のある風合いを持ち、様々なアパレル製品に使われています。
ウール素材の生地は様々な織りの種類があり、種類により保温性や肌触り、生地の表情やデザイン性も大きく異なります。
用途やシーズンに合わせて選ぶと良いでしょう。

ウール生地の主な種類には以下があります。

ウール生地のメリット

優れた保温性と通気性を併せ持ち、基本的に季節を問わず快適な着心地を実現します。
厚手のものはその保温性から冬のスーツやコートなどに用いられています。

ウール生地のデメリット

種類によっては、チクチクとした肌触りに感じる場合があります。
衣類に使用する際、肌触りや滑りの悪い生地の場合は裏地をつけることをおすすめします。裏地は表のウール生地の型崩れを防ぐ役目も担ってくれます。
水に濡れると縮む可能性があるため、洗濯時は注意が必要です。
化学繊維に比べて強度が弱いため、摩擦や引っ張りに弱く、着用時はその点に気を付けてください。
ウールは動物繊維のため虫食いが起きやすく、しっかりとしたお手入れと適切な保管が大切です。

ウール生地の取り扱いとお手入れ方法

使用後はハンガーにかけ、風通しがいい直射日光の当たらない場所に保管してください。
家庭での洗濯は避け、クリーニング店に依頼することをおすすめします。
家庭で洗濯する場合は中性洗剤を使用し、やさしく押し洗いしてください。お湯を使用すると収縮が起こりやすため、避けてください。
こすり洗いは、摩擦で生地が傷んでしまうため避けてください。
乾燥機の使用は避け、形を整え陰干ししてください。
収納時には防虫剤を使用し、シワにならないようにハンガーにかけ通気性のあるカバーをかけるか、収納ケースに入れて保管してください。
圧縮収納すると変形の原因になるため避けましょう。