産後の体の変化に合わせた必要な産後の体型戻しの下着とは?
出産後に体型が変化する女性は多く「元に戻らない気がする…」と感じていませんか。
産後の時期に合わせて、下着を利用して骨盤周りや胸の周りを調整していくことが大切です。
具体的にどのようなアイテムを使うとよいのか、始める時期や方法を簡単に紹介します。
産後の体の変化
産後の体は、体型が大きく変化しやすい時期と言われています。
実際に体の変化を感じている女性は多く、体型の変化に悩みを感じてしまうことがあるかもしれません。産後の体の変化について、詳細を見ていきましょう。
―体重が変化する
個人差はありますが、産後は平均的に1~6kg程度は体重が増えてしまうことがあります。
お腹まわりが出てしまってジーンズが入らないなど、以前の体型に戻らない状態が続くことがあるでしょう。とくに、お腹周りの変化が気になる方が多く、脂肪がついてしまうとお腹のぽっこり感が取れない原因になります。
―骨盤がゆがむことがある
産後は出産の影響で、骨盤が緩んでいる状態になっており、3~4ヵ月程度かけて元に戻ると言われています。
育児や授乳の影響で、姿勢が悪くなってしまい、骨盤や姿勢に影響が出てしまうこともあるかもしれません。
骨盤の位置が正しい状態でないと、内臓の位置がズレてしまうなど、ぽっこりお腹を戻しづらい状態が続いてしまいます。
―むくみが出ることがある
産後はホルモンバランスの変化や水分量の変化で、太ももや足のむくみがひどくなるケースがあります。
足がむくんでしまい、靴が入らないといった状況になることがあるでしょう。また、育児による疲れや睡眠不足が起きると、体のめぐりを整えられない状態になります。
むくみを感じるときは、適度な運動やマッサージを取り入れながら、着圧ソックスでめぐりを調整する方法がおすすめです。
産後の体型戻しを始める時期
産後の体型戻しは、基本的に6ヶ月以内に始める方が多い傾向にあります。
ただ、産後6ヶ月~1年以上経って始める方もいるので「もう遅いかも…」と、悩む必要はありません。
産後すぐに始めるのは体に負荷がかかるため、本格的に取り組むのは、産後1~3ヶ月程度を目安に始めるとよいでしょう。
医師と相談しながら、無理のない範囲で少しずつ取り組むことが重要です。
産後の下着の重要性
産後の体型戻しの下着は、女性の骨盤をサポートしてくれる重要なアイテムです。
産後における骨盤のゆがみで、腰痛や体の不調が発生することがあるため、下着を着用して整えていきましょう。胸周りが気になるときも、下着を着用することで胸が垂れてしまう状況を予防しやすくなります。
産後に必要な下着アイテム
産後の体型戻しに必要な下着アイテムとして、何を準備しておくとよいのでしょうか。
下着を着用する理由とともに、簡単に紹介します。
医師と相談しながら、適切なタイミングで着用するようにしてください。
・骨盤ベルト
産後用の骨盤ベルトは、腰回りを中心にしっかりと支えてくれるアイテムです。
骨盤のズレや歪みをサポートできるので、腰にかかる負担を緩和しやすくなるでしょう。
基本的には出産直後~3ヵ月程度を目安にして、お腹に巻きつけるような形で使用します。
・ガードル
産後用のガードルは、お腹周りから太もも周りまで、しっかりと引き締めてくれるアイテムです。一般用のガードルとは違い、しっかりと骨盤を支えてくれます。
産後に開きがちな骨盤をサポートしてくれるので、気になるお腹周りのぽっこり感に働きかけられるでしょう。お尻を持ち上げやすくなるので、腰回りをスッキリと見せやすくなります。
夏場用に通気性のよいタイプや、おしゃれなデザインのガードルなど、種類はさまざまです。
引き締め感は、ソフト・ミディアム・ハードの順番に強くなるので、産後3ヵ月くらいの時期から、好みに合わせて着用してください。
・ウエストニッパー
産後のウエスト部分に、巻いて着用できるアイテムです。
産後はお腹周りの筋肉が引っ張られたままになっているため、調整できる下着を着用することで、体型を戻しやすくなります。
ウエストニッパーは、産後1ヵ月頃を目安に、出産6ヵ月前後まで使っている方が多い印象です。
ガードルの締め付け感が苦手な人にも向いています。
・マタニティブラ
産前や産後から使えるマタニティブラを活用すると、赤ちゃんの授乳がしやすくなります。
マタニティブラの種類には、カップを開けるストラップオープンや、前開きのフロントオープンなどがあり、授乳がしやすいところが特徴です。
伸縮性が高い素材でできているため、胸のふくらみに対応しながらサポートしてくれますよ。
産前や産後に胸のハリが気になる方が着用すると、胸を圧迫されない工夫につながります。
産後にブラジャーを選ぶときは、いつもより1~2カップほど大きいサイズを選びましょう。
アジャスターの数が多いものや調整できるタイプは、胸のふくらみ具合に合わせて調整できて便利です。
・ナイトブラ
産後の胸のたるみに関してもカバーできるブラジャーで、寝ているときに着用します。
寝返りによるバストの揺れを予防してくれるので、クーパー靭帯に与える影響を減らしやすくなるでしょう。
ノンワイヤータイプを選ぶと、ワイヤーが当たる感覚や圧迫感を軽減できるはずです。
産前や産後に胸のハリが気になる方が着用すると、胸を圧迫されない工夫につながります。
胸のたるみが気になるときや外出するときは、ワイヤー入りのブラジャーを使うと胸の形をキープしやすくなるでしょう。
体の動きに合わせて全方向から包んでくれるだけでなく、締め付け感が少ない設計で着用できるメリットがあります。